陶芸の名手・ファンタジスタの作品に
出会える会期・デットエンドが迫っています・・・!
◆ 没後100年 宮川香山 ◆
会期:開催中 ~ 4月17日(日)
※作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。
※各作品の出品期間は、出品作品リストをご参照ください。
※本展は大阪市立東洋陶磁美術館(4月29日-7月31日)、瀬戸市美術館(10月1日-11月27日)へ巡回します。
開館時間:10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日:火曜日 ※4月12日(火)は開館
会場:サントリー美術館
入館料:一般:当日 ¥1,300 前売 ¥1,100 大学・高校生:当日 ¥1,000 前売 ¥800
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_1/index.html
2016年2月24日(水)~4月17日(日)
※作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。
※各作品の出品期間は、出品作品リストをご参照ください。
※本展は大阪市立東洋陶磁美術館(4月29日-7月31日)、瀬戸市美術館(10月1日-11月27日)へ巡回します。
明治時代から大正時代を代表する陶芸家・宮川香山(みやがわこうざん)
(虎之助・1842~1916)氏は
天保13年(1842)、京都の真葛ヶ原(まくずがはら)
(現在の京都市東山区円山公園一帯)の陶工の家に生まれました。
幼少の頃より父・長造(ちょうぞう・1797~1860)氏から
陶器や磁器の製法を学び、万延元年(1860)に家督を継ぎます。
明治3年(1870)、転機が訪れます。
香山氏は京都を離れ、文明開化の町・横浜へと向かいます。
当時、明治政府は近代産業の育成に力を入れ
外貨獲得の手段の一つとして陶磁器をはじめ
様々な工芸品を輸出することを奨励していました。
高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指
初代宮川香山作 明治時代前期 19世紀後期
田邊哲人コレクション
高浮彫南天ニ鶉花瓶(一対)
初代宮川香山作 明治時代前期 19世紀後期
田邊哲人コレクション
香山氏は、欧米諸国の趣向に応える新たな美を創り出すことに尽力し
中でも、陶器の表面を写実的な浮彫や造形物で装飾する
「高浮彫(たかうきぼり)」と呼ばれる新しい表現技法によって
日本陶磁における装飾の概念を覆すような
精緻で独創的な世界を作り出していきました。
釉下彩白盛鶏図大花瓶
初代宮川香山作 明治時代中期~後期 19世紀後期~20世紀初期
田邊哲人コレクション
色嵌釉紫陽花図花瓶
初代宮川香山作 明治時代後期~大正時代初期 19世紀末期~20世紀前期
田邊哲人コレクション
陶芸とは思えないようなアートの域に達している
宮川香山氏の作品群。
春の桜を活けた様子を創造しながら楽しむと
より華やかな鑑賞となりそうですね☆
(c)SUNTORY FOUNDATION FOR ARTS.