詩人・萩原朔太郎に関する作品展が開催中です。
現代でも多くの人に愛される彼の作品や
関連する作品などをまとめて楽しめます。
◆ 月に吠えよ、萩原朔太郎展 ◆
会場:世田谷文学館 2階展示室
開館時間:10:00~18:00
休館日:毎週月曜・年末年始(2022年12月29日~2023年1月3日)
ただし、1/9は開館、1/10は休館
料金:一般900円/65歳以上・大学・高校生600円
中学生以下無料
https://www.setabun.or.jp/exhibition/20221001_sakutarohagiwara.html
萩原朔太郎は日本の近代詩を代表する詩人です。
教科書などを通してその詩の鮮烈なイメージとリズムに出会い
衝撃を受けた人も多いことでしょう。
代表作『月に吠える』の序文に、
「人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である」と
書いた詩人は、きわめて孤独で寂しい人物でありました。
学校に居場所がなく、本や音楽を通じて未知の世界に憧れた少年期から
故郷を離れた東京での家庭生活が崩壊し、再び帰郷を余儀なくされた
成年期まで、朔太郎の人生には寂しさの影がつきまといます。
40代後半になって居を構えた世田谷でようやく人と交際を楽しみますが
それまでの障害にわたって、残したエッセイ、評論、資料などを
没後80周年記念としてまとめて展示しています。
多くの作品に影響を与えたことがわかりますね。
近年ではアニメ作品にキャラクターとして登場したり
本人作品意外から作品に触れた方も多そうです。
(C) Setagaya Literary Museum