【イベント】宇野信哉展 よみがえる江戸の情景

最近、電子書籍ビジネスをされる方々と

ご縁を頂くことが多いのですが

やはり、紙の書籍として発行されたものを

電子書籍化することが多いわけで

そういった意味では、雑誌以外の

書籍のデザインだけでも

年間10万点近い本が生まれていると考えると

ものすごくクリエイティブでイマジネーションを

必要とする分野なのだな~と思います。

 

そんな装幀の世界で、歴史的な画風で人気の

宇野信哉氏の展示会が吉祥寺にて開催されています☆

 

宇野信哉展 よみがえる江戸の情景 (4)

宇野信哉展 よみがえる江戸の情景 (2)

 

◆宇野信哉展 よみがえる江戸の情景◆

会期:~10月20日(日)

開館時間:午前10時~午後7時30分

休館日:毎月最終水曜日 年末年始(12月29日~1月3日)

入館料:100円

http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

 

 

 

☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆

宇野信哉氏とは?

1974年北海道に生まれ。

デザイン学校卒業後、札幌のデザイン事務所で勤務したあと独立を目指して上京。

現在はフリーのイラストレーターとして

時代小説を中心に多くの挿画・装丁画を手がけている。

 

凛とした武士の佇まいや

気高さを秘めた花魁の艶姿

江戸の町の賑わい・・・。

これらを彩る色彩はすべて

たった7色の水彩絵具から生みだされています。

その組み合わせと濃淡に加え、研究に研究を重ねた

にじみの技を駆使して築き上げた画風は

多くの歴史小説家に認められるところとなりました。

 

統一感ある落ち着いた色調ながら、考え抜かれた絶妙の配色と

無駄のない洗練された描線により

古風でありながら切れ味の鋭い研ぎ澄まされた

画風を生み出しています。

 

小説の内容を吟味したうえで

その最も印象に残った場面を絵にしていく

周到な制作スタイルにより

物語のイメージが的確に描出され

時にはその精神性さえも漂わせます。

 

それぞれのストーリーから丁寧に拾い上げた

ワンシーンで飾る数々の表紙絵原画から

今回は約80点が選り抜かれています。

また2012年5月より日経新聞朝刊で連載された

浅田次郎氏の歴史小説『黒書院の六兵衛』の挿絵も手がけられており

その原画全330点も一堂に会します。

 

 

宇野信哉展 よみがえる江戸の情景 (3)

 

上段左より

『吉原手引草』松井今朝子氏・著 幻冬舎 2007年

『風狂の空 平賀源内が愛した天才絵師』城野隆氏 祥伝社 2009年

中段左より

『胡蝶の剣』高妻秀樹氏・著 学習研究社 2005年

『口は禍いの門 町医北村宗哲』佐藤雅美氏・著 角川書店 2009年

下段左より

『黒書院の六兵衛』浅田次郎氏・著 日本経済新聞社

2012年7月20日、9月26日、11月13日(いずれも朝刊)

 

 

 

美術館でのお披露目は初の試みということで

平成の絵師・宇野信哉氏の職人技を

是非みなさまの眼で確かめてみてください♪

 

宇野信哉展 よみがえる江戸の情景 (1)

 

http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

 

 

 

(c)The Musashino Cultural Foundation.

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