海にも森がある・・・?
海のなかの海藻・・・それが
海の中の森です。
スキューバダイビングで
海の中の森を目にしたことがある方も
いらっしゃるでしょうね。
百聞は一見に如かず。
見る価値ありですね☆
海藻 海の森のふしぎ 展
Seaweeds, Wondrous Forests of the Sea
会場:LIXILギャラリー
東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F
会期:開催中 ~ 2014年2月22日(土)
休館日:水曜日、12/28-1/5
時間: 10:00~18:00
入場料:無料
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_002487.html
~~~多様で多彩な海の植物~~~
~~~身近な存在の知らない世界~~~
海の中を覗いてみると、陸と見紛うような
豊かな海中林が広がっていることに驚かされます。
まるで地球の創世記を思わせるような幻想的な姿で
様々な種類の海藻が群落を形成し、繁茂しているのです。
その鮮やかな色彩はそれぞれの持つ色素によって
緑藻・褐藻・紅藻の3つに分類でき
全身を使って光合成をしながら
卵や胞子で子孫を増やしています。
海中生物たちはそこに抱かれるように生活環境をつくりだし
海藻は地球環境保持の役割も担っています。
本展では、様々な標本や資料を通して多彩な海藻の魅力に迫ります。
中央には円を描くようにガラス棚を配し、その中を漂うように
色鮮やかで透明感のあるアクリル・ガラス標本や
ユニークで美しい形状の押し葉標本が並びます。
それを囲むように、研究者らが作成したエキシカータ標本(押し葉標本)
細やかな観察眼で描かれた顕微鏡画、さらに日本の海藻学の開拓者
岡村金太郎氏の仕事を紹介します。
岡村氏は海藻ひとすじに研究を続け
多くの著書を著したことでも知られています。
また、藻場の様子や海中林の写真を多数大画面でご覧いただきます。
陸上の植物にも劣らないほどの美しい色と
様々なかたちをもつ海藻の、不思議で神秘的な生態を伝えます。
【見どころ】
①エキシカータ標本
神戸大学内海域環境教育研究センターが中心となって、瀬戸内海全域で採集された188種のエキシカータ*標本(押し葉標本)から厳選した39種を、緑藻・褐藻・紅藻に分類して展示します。色の違いや形状の多様さ、個々の特徴をじっくりと観察いただけます。 *エキシカータとは、研究者や研究施設の間で交換される目的で複数部作成される標本のこと。
②岡村金太郎氏の植物画 日本の海藻学の開拓者・岡村金太郎氏(1867-1935)。東京大学に入学し矢田部良吉氏の指導を受けて海藻の研究を開始した1889年を、わが国における海藻学史の始まりという説があり、また後世の研究者に大きな影響を与えた人物です。今回は彼が1907年から1937年にかけて執筆した『日本藻類図譜』の中に収められている海藻原画を25点展示します。出版された当時は単色刷りだったため、長らく線画だと思われてきました。着彩され丹念に描き込まれた海藻図の正確さや精密さ、美しさをご覧ください。
③海藻おしば作家・野田三千代氏の押し葉標本 美しさを留める「おしば」制作の手法を研究者とともに開発した野田三千代氏の標本は、学術標本とは違い華やかで端正なことが特徴です。今回はレースのような風合いのコナハダ科、鮮やかな緑色のハゴロモ、穴が独特のカゴメノリなど180点を展示します。
④写真映像/海の森の主役・褐藻類が生い茂る海 コンブやアラメ、ホンダワラなど、大型の海藻は「海中林」と呼ばれる海の森を作り、魚をはじめ水生生物に生活の場を与えています。海の植物としては最も巨大な、コンブの仲間・ジャイアントケルプのつくる海中林を始め、国内外の海の森の写真を映像でご覧いただきます。
こんな展示会も開催されていますので
せっかく出向かれた折に、脚を運んでみてください☆
◆村山加奈恵 展 Murayama Kanae Exhibition◆
-transmigration-
開催中 ~ 12月24日(火)
◆大久保陽平展 -陶◆
SOUJI- Okubo Yohei Exhibition
開催中 ~ 12月24日(火)
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