銀座メゾンエルメスさんで
夢解釈と錬金術という二つの世界の出会いを想起する
展覧会が開催中です☆
響きあう「形」と共鳴する「物語」
――エルメス財団さんの
アーティスト・イン・レジデンス・プログラム
にて制作された作品たちが
「素材」の核心へ、そして多様な芸術的変化へと
観る者を導いてくれる展覧会になっています。
コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展
――エルメスのアトリエにて
CONDENSATION: artists in residence in Hermès workshops
会期:2014年3月20日(木)~6月30日(月)
月~土曜11:00~20:00(最終入場19:30) 日曜 11:00~19:00(最終入場18:30)
会期中無休 入場無料
会場: 銀座メゾンエルメス フォーラム(中央区銀座5-4-1 8階)
http://www.maisonhermes.jp/user/le_forum/forum_current.php
1. 展覧会概要
「コンダンサシオン」(Condensation*)展は、夢解釈と錬金術という二つの世界の出会いを想起する展覧会です。響きあう「形」と共鳴する「物語」――エルメス財団のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムにて制作された作品たちは、「素材」の核心へ、そして多様な芸術的変化へと観る者を導きます。
2010年より、16人の若手アーティストたちは、エルメスのさまざまな工房(クリスタル、革、銀、シルク、靴)に滞在し、卓越した職人技の助けを借りながらそれぞれ独自の作品を制作しました。「技術と知識の共有」という原則に基づくこのプログラムは、制作という重大な課題を抱える若いアーティストたちにとって、エルメスのもつ最高の素材や道具、製法などを活用できる機会となりました。
工房という、どこか秘密めいた、特別な時間の流れる世界。火の燃えたつ音、銀の触れ合う金属音、革を突き抜ける針の音、検分される革たちが擦れ合う音。都会の遠心力から逃れた場所で、アーティストたちの夢想が、錬金術の言葉と出会います。
レジデンス・プログラムに参加した16名の作家の作品を紹介する本展は、2013年パリのパレ・ド・トーキョーでの開催に続くものです。それぞれの作品の「形」と「物語」によって紡がれる、白昼夢のような「コンダンサシオン」、その展覧会という場において、観る者は若きアーティストたちのヴィジョン、レジデンスでの特異な体験を共有することになるでしょう。
☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆
アーティスト・イン・レジデンスとは?
本プログラムは、フランス国内のエルメスの工房と密接に協力しながら実施されています。レジデンス・アーティストの選考は「メンター制度」をとっており、経験豊かで国際的に活躍する4人のアーティストによる推薦によって選ばれます。2010~2013年のレジデンスには、リチャード・ディーコン、スザンナ・フリッチャー、ジュゼッペ・ペノーネ、エマニュエル・ソーニエを「メンター」として迎えました。
4人は高い指導能力、素材の取り扱いの経験、そして何よりも高度な芸術性を備えたベテランの作家であり、4年に渡って、毎年新しいアーティストを推薦する役目を引き受けました。
このプログラムは、意欲のある若手アーティストたちに、エルメスの工房が有する高い技術や素材を使って、作品を制作する機会を与えることを目的としています。2010~2013年の4年間を通じて、毎年4人のアーティストがフランスにあるエルメスの工房に滞在しました。なお、工房における円滑なコミュニケーションの必要性から、フランス語を話す若いアーティストが対象となっています。
【参加アーティスト】
2010 エリザベス・S・クラーク氏(サヤ皮革工房) ブノワ・ピエロン氏(アトリエAS) オリヴィエ・セヴェール氏(サンルイ・クリスタル) シモン・ブドヴァン氏(アルデンヌ皮革工房)
2011 マリン・クラス氏(ピュイフォルカ) セバスチャン・グシュウィンド氏(サン=タントワーヌ皮革工房) 小平篤乃生氏(サンルイ・クリスタル) エミリー・ピトワゼ氏(ピエール=ベニト皮革工房)
2012 オリヴァー・ビアー氏(サンルイ・クリスタル) オ・ユギョン氏(ピュイフォルカ) フェリックス・パンキエ氏(ペレイ皮革工房) アンドレス・ラミレス氏(アトリエAS)
2013 ガブリエル・チアリ氏(アトリエAS) マルコス・アビラ・フォレロ氏(ノントロン皮革工房) マリー=アンヌ・フランクヴィル氏(サンルイ・クリスタル) アンヌ=シャルロット・イヴェール氏(ジョン・ロブ)
【制作過程】
参加アーティストは同じ作品を二つ制作します。一つはアーティストが所有、もう一つは財団の所有とし、工房や展覧会にて展示されます。先入観に左右されず、「白紙」の状態から作品を作ってほしいとの願いから、アーティストにはまず、2~3か月の滞在が始まる前に、工房をじっくりと観察する時間を設けています。
レジデンスの期間中、財団はアーティストに、奨学金の給付と制作の支援を行います。工房側も積極的に協力をし、アーティストを技術面、物質面において支えるだけでなく、彼らの日常生活にも寄り添います。エルメス財団は、この活動を「カイエ・ド・レジデンス」などの出版物や展覧会などを通じて広報し、アーティストを多くの人に知ってもらうようにも努めています。
アーティストと職人は、この出会いから新たな対話を生み出し、お互いに切磋琢磨しています。それぞれが自分たちの慣習を変えたり、想像力を豊かにしたりすることで、様々な変化や成長が導かれてゆくのです。この出会いは、プロフェッショナルとして、またひとりの人間として、相互にとって必ず実りある経験となるでしょう。それこそが、エルメス財団が大切にしている価値観なのです。
*Condensation (→con-denser) 1.凝縮、圧縮、凝結;(凝縮した)水分、復水。►~de la vapeur d’eau en rosée 水蒸気の結露、noyau de~《物理》凝結核:大気中で水蒸気の凝結の中心となる微粒子。 2.(思想、表現などの)簡潔化、要約。 3.集中、結集。 4.《有機化学》(分子の)結合。 5.《生物学》縮約:個体発生で、系統発生上の複数段階が一つにまとめられること。 6.《精神分析》圧縮:いくつかの表象での諸要素が1つの表象の中に押し込められていること。[後期ラテン語 conden・sātiō, ōnis] 出典:小学館ロベール仏和大辞典
時間をおいて、何度も訪れ
作品の制作過程や
会場の変化を、四季の変化と共に感じたい
展覧会になりそうですね♪
(c)2013 HERMÈS JAPON CO., LTD.


