【アート】東京アートミーティング(第5回)

東京アートミーティングの第5回目が

今週末から開催されます☆

 

 

☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆

東京アートミーティングとは?

現代アートを中心に、デザイン、建築などの

異なる表現ジャンル、およびその他の専門領域が出会うことで

新しいアートの可能性を提示します。

 

◎第1回目の作品より◎

東京アートミーティング(第5回)新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体 (4)

 

 

 

◆東京アートミーティング(第5回)◆

~新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体~

東京アートミーティング(第5回)新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体 (1)

 

会期:9月27日(土)―2015年1月4日(日)

時間:10:00〜18:00 *入場は閉館の30分前まで

休館日:月曜日(10/13、11/3、11/24は開館)、

10/14、11/4、11/25、12/28- 2015/1/1

会場:東京都現代美術館 企画展示室1F、B2F

観覧料:一般1,200円/大学生・専門学校生・65歳以上900円

中高生600円(480円)/小学生以下無料(保護者の同伴が必要です)

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/seekingnewgenealogy.html

 

 

先の見えにくい不安な時代

人は確かなものとして

まず自分の身体を確認しようとします。

この身体にある感覚や記憶、知恵が

どこからきたのか痕跡をたどろうとするのです。

 

ダンス、能・狂言や歌舞伎などの伝統芸能

演劇、スポーツ、武道などの身体表現は

言語を超えたコミュニケーションとして

あるいはローカルなトポスや文化の記憶として

私たちの精神生活に深くかかわってきました。

 

にもかかわらずそれらの多くは

アートの歴史において、モダニズムの価値観から

とりこぼされてきたのです。

 

 

本展「新たな系譜学をもとめて」は

身体に残された記憶や知の痕跡が

それぞれの時代の表現にとりいれられ

新たな創造を産み出してきた系譜をたどり

現在の表現を見直すことを意図しています。

 

今回は狂言師であり、現代演劇やパフォーマンスへの

出演や演出でも活躍する野村萬斎を

総合アドバイザーにむかえます。

その身体は600年にわたる伝統の型を継承しながら

現代まで一気に跳躍して、さまざまな現代の表現と

交わることで、新しい創造の遺伝子をつくりだしています。

 

例えば、極限まで簡潔化された能の動きは

言葉を排して、ミニマルな形の反復を特徴とした

ダムタイプとつながり、新たな系譜学の可能性を示唆します。

 

本展は、絵画、映像、インスタレーション

50年代以降の能や舞踏など前衛との

かかわりをたどる資料展示や

会場内で行なわれるパフォーマンスと

あわせて構成されます。

 

従来のアートにおけるパフォーマンス展にはなかった

新しい展示の試みとなります。

 

東京アートミーティング(第5回)新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体 (2)

 

東京アートミーティング(第5回)新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体 (3)

 

 

 

【本展のみどころ】

1)アートにおける従来のパフォーマンス展にはなかった、自在な時空間の移動によって系譜学をたどる旅があなたを待っています。600年分のワープ、あるいは現代から過去へ逆行する旅。室町時代、19世紀、50年代―そして現在へ。

 

2)時間芸術であるパフォーマンスを空間的な展示としても体験できる様々なハイブリッドな試みが展開されます。チェルフィッチュ氏、岡田利規氏による”見出された”コレオグラフィが、観客が立つ位置によって、 「ダンス」にも「演劇」にもみえる新作インスタレーション。加速するデジタルイメージと生身の身体を重ね、鋭い社会批評を展開してきたダムタイプ。彼らの過去から現在の創造が一つの空間に集約され、観客がその中を旅する新作インスタレーションとなります。 *ダムタイプの新作展示期間は9/27~11/16

 

3)身体の動きが絵画表現につながった「具体」や、抽象表現主義の画家たちの作品の流れを、デジタル時代に継承した、今最も注目されている現代画家の一人、ジュリー・メーレトゥ氏。都市や建築の緻密なドローイングの上に大胆なストロークを重ねた、水墨画にも表現主義にもみえるメーレトゥ氏の絵画を展示します。

 

4)優れたパフォーマーの妙技、美技の秘密を視覚的に分析するアーティストのアプローチ。天才プレイヤー、ジダンをとらえた17台のカメラ。この映像を中田英寿氏が独自の視点で分析解説。野村萬斎氏の狂言から多様なジャンルへの取り組みまでをヴィジュアルアーカイブとして構成、ライゾマティクス氏によるデザインで、一人の身体に刻まれた系譜学をたどります。他者の身体記憶を再現―シンガポールのチョイ・カファイ氏による歴代の名パフォーマーの動きを電気信号におきかえ、伝達するプロジェクト。

 

5)インバル・ピントが初めて美術館用に制作した新作ダンスパフォーマンス「ウォールフラワー」-森山未來をはじめとする10人のダンサーが、壁から滑り出し空間に飛散する色とりどりの花を、身体を通して描き出します。画家でもあるインバルが描く、ダンスイメージのもとになった、幻想性とあたたかみにあふれたドローイング、本作の元となった初期ダンス作品「DIO-CAN」の記録をあわせて展示します。

 

6)野村萬斎氏と高谷史郎氏のコラボレーションによるライブ―伝統と最先端クリエイションの出会い。野村が「三番叟」「ボレロ」を天井高20 mのアトリウムを舞台に舞います。伝統を革新し続ける野村の身体が、高谷のハイパーデジタルセンシビリティによって構築された舞台装置の中で、未来にむけてさらなるワープをします。三番叟の舞が日食の闇から光を呼び覚まします。(東京都現代美術館開館20周年記念事業として実施します。)

 

 

【出品作家】

チェルフィッチュ氏|チョイ・カファイ氏|ダムタイプ氏

ダグラス・ゴードン氏&フィリップ・パレーノ氏|金氏徹平氏

シャロン・ロックハート氏、ノア・エシュコル氏|アンリ・マティス氏

ジュリー・メーレトゥ氏|村上三郎氏|エルネスト・ネト氏

野村萬斎氏|大植真太郎氏+森山未來氏+平原慎太郎氏

インバル・ピント&アブシャロム・ポラック・ダンスカンパニー氏

ジャクソン・ポロック氏|Dentsu Lab Tokyo氏 & Rhizomatiks氏

白髪一雄氏|田中敦子 | サイ・トゥオンブリー氏|吉原治良氏

*ダムタイプ氏の新作展示期間およびアンリ・マティス氏の展示期間は9/27-11/16

 

パフォーマンスプログラムA キュレーター:中村茜氏

パフォーマンスプログラムB キュレーター:塚原悠也氏(contact Gonzo)

特別協力:中田英寿氏

 

 

アートの歴史において、モダニズムの価値観から

とりこぼされてきたという身体表現が

本展において、どのような形で

「新たな系譜学」として光をあてられるのか――

イマジネーションを刺激されるものが詰まっていそうです☆

 

(c)MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO.

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