関西の80年代現代アートに焦点を当てた
展示会が開催中です。
現在、アートを学ぶ人は必ず見ておきたいですね。
◆ 関西の80年代 ◆
会期:開催中~2022年8月21日(日)
休館日:月曜日
開館時間:10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
会場:兵庫県立美術館 企画展示室
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
観覧料:一般1500円/大学生1100円/
高校生以下無料/70歳以上750円
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2206/
兵庫県立美術館の開館20周年を記念した「関西の80年代」が開催中です。
兵庫県立美術館の前身である兵庫県立近代美術館では
かつて「アート・ナウ」というシリーズ展が開催されていました。
この展示はその年、目覚ましい活躍をみせた作家を紹介し
関西アート・シーンのいまを伝えようとする名物展覧会でした。
特に80年代にはまだ20代の作家が続々と参加し
競うように大作を発表していました。
折しも関西では活きのいい若手が「関西ニューウェーブ」として注目を集めており
前例にとらわれない個性的な表現ゆえに、現代美術は「西高東低」とも言われました。
時代はバブル景気とポストモダン、何とも華やかで恵まれた状況にも思われますが
いまや国内外で活躍する作家たちも当時はまだ駆け出しです。
70年代の禁欲的な傾向とは一転、心躍る色やイメージにあふれた作品群は
ニッポンの片隅で美術作家として何を作りどう生きていくのか
大いに悩みつつそれぞれのリアリティを掘り下げた成果であり
結果的に現代にまで引き継がれる数々の表現語彙を生み出しました。
そんな現代アートの原点とも言える80年代、関西発の類を見ない作品群を
改めて紹介するのが今回の展示会です。
80年代を知ることで、現在のアートへ繋がります。
生命力あふれる大作からユニット、共同制作など
幅広い展示を見ることができますよ。
(C) Hyogo Prefectural Museum of Art.