今までにも専門書などでは、あえて、会社名・企業名にて出版する、もしくは
個人名に企業名を併記して出版するケースがありましたが
今後はそうしたことが増えてくる、そうしたことがしやすくなるのでは・・・という話題です☆
今日はそんな視点から電子書籍を見てみたいと思います!
電通さんが12月17日に出版した、書籍「The Dentsu Way: Secrets of Cross Switch Marketing from the World’s MOST INNOVATIVE ADVERTISING AGENCY」は
アメリカの出版社:マグロウヒル社から出版されました。
米州・欧州・アジアの英語圏の一般書店で販売されているようです。
「The Dentsu Way」とは、電通グループの企業理念「Good Innovation.」として、それを具現化した
電通ならではのマーケティング・メソッドの1つである「クロスイッチ」をグローバルに展開していくために、その内容を表したものです。
「クロスイッチ」(Cross Switch)・・・とは、“消費者の心にスイッチを入れる”メソッドとして、全世界で関心領域となっている
「クロスメディアコミュニケーション」を効果的に実践していくための、電通さん独自のマーケティング・メソッドとのことです。
実はこの本は日本で2008年8月に出版された「クロスイッチ~電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた~」という本が原案となっており
その内容に、電通グループの企業理念や歴史、また事業領域の特徴などを加筆したものとなっています。
電通グループについて解説した英語版の書籍としては初めての書籍です。
ネット販売では、全世界を対象に、一部先行販売が開始されています。
つまり、今回のケースで見えてきたものは、
日本から海外へと文芸作品等が販売できるチャンスが広がってきたことを意味しています。
残念ながら、マンガやアニメ以外では、日本から海外に広まっている「作品」は極めて少ないのが現状です。
谷崎潤一郎先生、大江健三郎先生、村上春樹先生、吉本ばなな先生など限られた先生だけしか
グローバルに活躍されていらっしゃる作家の方はおられません。
日本語という独特の言語が影響しているのかも知れませんが
マンガが普及していることを官がれば、もっとSFやファンタジーが
世界に出ていってしかるべきだと思います!
そう、この電子書籍というワールドワイドでグローバルな市場が
そんなきっかけになってくれると思っています!!
最近のマンガは原作者の方がいることが多いです。
だからこそ、電子書籍の発展がすごく楽しみです!
コンシェルジュ・バミも世界に出ていきたいと思っています☆
(c) DENTSU INC.