“Bunkamura”こと東急文化村さん、25周年だそうです☆
そんなBunkamuraさんで、今日から始まった展覧会。
記憶を呼び覚ましてくれるような
ノスタルジックな世界が待っていそうです♪
◆◆◆私のキオク展◆◆◆
作品がつなぐ、いつかどこかで見た風景
今展では現在多方面で活躍中の女性作家4名による
様々な記憶をモチーフに生み出された作品を展開いたします。
過去の体験や日常の光景、日々の暮らしの中で
蓄積されてきた想いや感情など
4作家の多種多様なフィルターを
通して見た風景の中にある
自然や建物などの色や形を再構築し
各々に感じた「記憶」が表現されています。
コラージュや、グラフィック、手描き、キャンバスに
「刺繍」を施すなど、様々な表現方法で制作された作品たち。
作家の記憶を再構築しているがゆえに
見方によってはシンプルな模様やデザインにも見えるでしょう。
時に曖昧で、時に現実よりも
リアルな記憶から紡ぎだされる表現は
見る人の記憶をも揺さぶります。
作品を通じて作家の見た風景を感じれば
あなたがいつかどこかで見た風景と繋がるかもしれません。
誰かと誰かを繋ぐ記憶や風景。
日常と非日常の境を越えて
新たな価値を持った作品群で
鑑賞者自身の想像力を掻き立ててくれることでしょう。
都築まゆ美さん 「fabric trophy / fastener-line , yellow」
合成皮革、プラスチック 綿 650×320×260mm
2013年
<出品予定作家>
●都築まゆ美さん 両義性をコンセプトに鹿の頭部のオブジェ「ファブリックトロフィー」と、プリントしたイラストレーションに立体を縫い合わせた半立体作品を制作。ファブリックトロフィーの口についているファスナーは、表と裏、内側と外側を“つなぐもの”と“遮断するもの”の象徴となっている。半立体作品は手描き、コラージュ、グラフィックなど複数の手法を使うことにより、曖昧な部分とリアルな部分が共存する作品を制作している。
●戸賀崎珠穂さん 窓から見える景色、夜の街並み、秋の高い空…普段誰もが目にしている日常の光景。実際に見た風景を構図から不要な物をそぎ落とし大胆に再構築して制作している戸賀崎。ある時は抽象画のような様相を見せたり、幾何学模様にも見えたりする日々目にしている風景を私のフィルターを通す事により全ての物事が日常と非日常の境が消え、新たな価値を持った作品群が鑑賞するだけでなく、鑑賞者自身に問いかけ、想像する事を働きかける。
●綿引亜弥香さん 女性の持つ内面と外見のギャップをコンセプトに作品を制作している。「一般論、女は美しく清らかであるべき。化粧をし着飾り「白」を作り上げる。しかし本質は違っていて、性に対し貪欲で、毒を持っていて汚らしい「黒」である。やわらかな曲線に甘い香りで誘い、頬張れば酸味で驚かせる果実のようだ。」と綿引は語る。過去の体験や記憶からそんな女の面白さ、毒・タブーに取り憑かれ、それをモチーフに制作している。
●okada marikoさん キャンバスに「刺繍」を施す独特のスタイルで作品を制作。そこには日々生きてきた記憶、あらゆる思い、感情のチクセキ、記録が色に置き換えられ形を作りだしていく。それは人間が記憶を積み重ねていく行為と似たものであり、自分と他、自分と自分を繋ぎ、それはまた過去から未来へと繋がる。
開催期間:1/28(火)~2/3(月)
開館時間:10:00~19:30 ※最終日は17:00まで
会場:Bunkamura Box Gallery
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/box_140128kioku.html
【作品紹介】
都築まゆ美さん「ドレス」
布、顔料プリント 260×320mm
2013年
戸賀崎珠穂さん「130712-Tokyo1」
油彩、キャンバス 305×905mm
2013年
戸賀崎珠穂さん「121030-Tokyo1」
アクリル、キャンバス 228×228mm
2013年
綿引亜弥香さん「モンブラン」 キャンバス、アクリル、箔、ミクストメディア 333×333mm
2013年
綿引亜弥香さん「ヒヤシンス」
キャンバス、アクリル、金箔、ミクストメディア 910×727mm
2013年
okada marikoさん「spiral」
刺繍、アクリル、雲母、キャンバス 300×600mm 2013年
okada marikoさん「無限」
刺繍、アクリル、キャンバス 158×227mm 2013年
☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆
Bunkamuraとは?
1989年に誕生した日本初の大型の複合文化施設。
コンサートホール(音楽)、劇場(演劇)
美術館(美術)、映画館(映像)の各施設をはじめ
カフェやアート関連ショップなどからなるクリエイティブな空間は
オープン以来、新しい文化の発信基地として
常に注目を集めている。
さまざまな文化・芸術に触れることができるだけでなく
ゆっくりとした時間を過せる、渋谷の人気スポットとして
年間280万人もの方が訪れている。
皆さんの記憶の中にあるものを
アーティスティックに表現したら
どんな世界が待っているでしょうね☆
(c)Bunkamura