技術革新と共に精巧化してゆくフィギュア。
その原点はプラモデルでしょうね。
そのプラモデルの「顔」となっているのが
プラモデルのパッケージ、箱です。
その「顔」を描く重要なお仕事
“プラモデル・ボックスアート”の多くを手掛けた
高荷義之さんの原画が、弥生美術館さんにて開催されています☆
◆◆◆ 鋼(はがね)の超絶技巧画報 髙荷義之展◆◆◆
会期:開催中~ 12月25日(木)(月曜休館)
時間: 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
会場: 弥生美術館
東京都文京区弥生2-4-3
料金: 一般900円/大・高生800円/中・小生400円
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
「スターリン戦車」
(プラスチックモデル箱絵 未使用原画)
水彩 1963年
☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆
髙荷義之氏
プラモデル・ボックスアートの第一人者として
また、「戦車画」の最高峰として国内外に高く評価されている。
1954(昭和29)年、挿絵画家を目指して郷里・前橋から上京。
それから60年。彼の類まれな才能は、雑誌の表紙・挿絵だけにとどまらず
プラモデルのボックスアート、書籍装画、
さらには「超時空要塞マクロス」といった
テレビアニメをモチーフとしたプラモデルや
PCゲームのボックスアートなど多彩なジャンルにも広がりをみせ
今も多くの人々を魅了し続けています。
本展は、原画を中心とした約350点の作品・資料を展観し、
60年の画業の軌跡をご紹介する初の本格的な展覧会です。
髙荷さんは、単に写実的に描くだけではなく
そこに私たちの心をゆさぶるドラマを展開させました。
原画から放たれる圧倒的な存在感と重厚感
そして繊細緻密な筆のタッチをどうぞご堪能下さい。
「駆逐艦 雪風」
(「少年サンデー」小学館1963年41号)表紙原画
水彩
~ボックスアート~
プラモデルのボックスアートには、通常モデル化した対象
例えば飛行機や戦車などが実際に活動している様子が描かれている。
プラモデルでは箱を開けて中を見ても
それがどのような形に組み上がるのかを想像するのは困難な場合が多く
商品の完成形をイメージさせるという機能において
ボックスアートの役割は非常に重要である。
加えて、ボックスアートは通常フルカラーで描かれているため、
塗装を行う際の参考となり、キットでは省略されているような
細部まで描き込まれている事も多いので、ディテールアップの際の
資料としても活用することが可能である。
資料的価値のみでなく、優れたボックスアートには
消費者の購買意欲を高める効果があり、ボックスアートの良し悪しが
商品の売り上げに影響を与えることもあるので、商品内容は同一のまま
ボックスアートのみを変更されたキットも少なくない。
また、「アート」と称されている通り、芸術性の高いものもあり
ボックスアート自体を収集の対象にしているコレクターもいるほどである。
プラモデルコレクターの間でも、パーツ自体は同じであっても
希少なボックスアートを持つキットには、高いプレミアム価格が付けられている。
wikipediaより
「日本の名機シリーズ1 零戦」
イマイ プラスチックモデル箱絵原画
水彩 1963年
「Asteroid Explorer HAYABUSA〔MUSES-C〕
“Reentry”イメージイラスト原画
水彩 2010年
素敵な作品があるということは
当然誰かが作っているという事ですよね。
これを機会に、原画の迫力と魅力に迫ってみませんか☆
そういえば・・・
ガールズ&パンツァーさんのお仕事をさせて頂いたときにも
たくさんの戦車の資料を拝見しましたが、髙荷さんの作品も
きっと含まれていたのではないかと思いますね♪
戦車に夢中です! :ガールズ&パンツァーとWorld of Tanksで学ぶ戦車
(c)Yayoi Museum