【Art】「備前刀剣王国」展

正恒、吉房、光忠―天下の名工、ここにあり ―

刀の奥深い世界をのぞいてみましょう。

 

「備前刀剣王国」展 佐野美術館 (3)

◆ 「備前刀剣王国」展 ◆

会期:開催中 ~ 2016年1月24日(日)

時間: 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)

会場:佐野美術館

   静岡県三島市中田町1-43

休館日:木曜日、12月25日(金)~1月4日(月)

入館料:一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円

※毎週土曜日小中学生無料

http://www.sanobi.or.jp/exhibition/bizen_sword_2015/

 

 

主な出品作品

■太刀 銘 備前国友成 平安時代~鎌倉時代 東京国立博物館蔵
■国宝 太刀 銘 正恒 平安時代~鎌倉時代 国(文化庁保管)
■太刀 銘 則宗 鎌倉時代
■国宝 太刀 銘 吉房 鎌倉時代 東京国立博物館蔵
■国宝 刀 金象嵌銘 光忠 光徳(花押)/生駒讃岐守所持〈号 生駒光忠〉 鎌倉時代 永青文庫蔵

 

■重要文化財 刀 金象嵌銘 長光磨上光徳(花押)/本多安房守所持 鎌倉時代
■国宝 太刀 銘 熊野三所権現長光 鎌倉時代 (株)ブレストシーブ蔵
■国宝 薙刀 銘 備前国長船住人長光造 鎌倉時代 佐野美術館蔵
■重要文化財 薙刀 銘 備州長船住景光/元亨二年八月日 鎌倉時代(1322) 東京国立博物館蔵
■重要美術品 刀 銘 備州長船住兼光/康永二年十一月日〈号 水神切〉 南北朝時代(1343) (株)ブレストシーブ蔵

 

■重要美術品 刀 金象嵌銘 波およき末代剱兼光也/羽柴岡山中納言秀□所持之〈名物 波游兼光〉 南北朝時代 (株)ブレストシーブ蔵
■重要文化財 刀 折返銘 備州長船住元重(明治元年の金象嵌銘有り)〈号 見返元重〉 南北朝時代 (株)ブレストシーブ蔵 [見返元重の展示期間:11月29(日)~1月13日(水)]
■重要美術品 刀 銘 備前国住長船与三左衛門尉祐定作/切付銘 山中鹿介脇指剱也 鯰江左京亮所持之 室町時代

など、国宝・重要文化財14点を含む約60点

 

 

「備前刀剣王国」展 佐野美術館 (2)

 

 

備前国(岡山県)にはいずれ劣らぬ名工が名を連ね

鍛造された刀剣の質・量ともに他国を圧倒します。

同地は古代より鉄の産地として知られ

12世紀に日本刀独特の形が完成してからの約400年間には

友成(ともなり)氏、正恒(まさつね)氏、吉房(よしふさ)氏

光忠(みつただ)氏、長光(ながみつ)氏、兼光(かねみつ)氏

祐定(すけさだ)氏らが活躍し

古備前物・一文字(いちもんじ)派・長船(おさふね)派

という大きな流派が誕生しました。

彼らは源平合戦、蒙古襲来、南北朝の動乱といった

日本の政変と呼応して、各時代の刀剣の潮流を生み出し

更に主要流派に属さない元重(もとしげ)、長義(ながよし/ちょうぎ)

といった名工や「小反(こぞ)り物」と呼ばれる一群の活躍は

備前刀工の層の厚さを物語っています。

本展では日本を代表する名刀を中心に

輝かしい備前刀剣王国の400年をご覧いただきます。

【同時展示】

常設展示室第四期/面は語る―能面と物語

能面が表現する物語の世界を6点の作品で紹介します。

【出品作品】
深井 出目友閑満庸作 江戸時代前期
山姥 桃山時代
般若 江戸時代中期
猩々 出目元休満永(古元休)作 江戸時代前期
邯鄲男 河内大掾家重作 江戸時代前期
大飛出 桃山時代

 

 

「備前刀剣王国」展 佐野美術館 (1)

 

ブームの続く刀。

年末年始を挟んで盛り上がりそうですね☆

 

(c)Sano Art Museum

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