皇妃エリザベートが愛したハンガリーの陶磁器が
一堂に集まる展示会が開催中です。
ここでしか見られない逸品に
うっとりする時間が過ごせますよ。
◆ ヘレンド展― 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯 ― ◆
開館期間 : 開催中~2018年3月21日(水)
開館時間 : 10:00~18:00
※入館は17:30まで
休館日 : 水曜日
※ただし3月21日は開館
入館料 : 一般1,000円 65歳以上900円
大学生700円 中・高校生500円 小学生以下無料
https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/18/180113/index.html
ヘレンドとは、ハンガリーの首都・ブダペストから
南西に約110キロを隔てた静かな村にある磁器製作所です。
1826年に創設され、ハプスブルク家の 保護を受けて発展
各国の王侯貴族に愛好されました。
ハンガリーを代表する高級磁器窯として
今日に至るまで高い評価を得ています。
「オーストリア 帝室・ハンガリー王室御用達」であったヘレンドは
19世紀後半、当時盛んに開催された万国博覧会へ積極的に出品します。
万博での好評は、大英帝国の ヴィクトリア女王からの
ディナーセットの発注や、フランスのナポレオン三世妃
ウージェニーの買い上げなどにつながり、名声を高めていきます。
今回の展示会では開窯初期の希少な逸品から
バロックやロココといった伝統的な様式を踏襲した名品に加え
中国や日本の陶磁器に学んだ東洋風の作品群、
そして現代の製品までおよそ150件、約230点が展示されます。
ハンガリーで作られた陶磁器でありながら
どこかアジアを感じさせるデザイン、シノワズリーには
懐かしさを覚える人も多いのではないでしょうか?
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