中国の工芸品として知られる宋磁を
じっくり鑑賞できる展示会が開催中です。
名品の数々は圧倒ですよ。
◆ 磁州窯と宋のやきもの ◆
会期:開催中~2020年3月15日(日)
休館日:毎週月曜日、2月25日(火)
※2月24日(月)は開館
開館時間:10:00~16:30
※入館は16:00まで
入館料:一般1,000円/大学生・高校生700円
中学生以下無料
http://www.seikado.or.jp/exhibition/index.html
中国宋代(960~1279)の陶磁器は「宋磁(そうじ)」と
称され、中国の工芸文化のひとつのピークを示すものとして
世界的に評価されています。
2020年は、近代における宋磁蒐集の契機となった
北宋の町「鉅鹿(きょろく)」遺跡と磁州窯(じしゅうよう)の
陶器の再発見からおよそ100年にあたります。
磁州窯は河北省南部に位置し、五代(10世紀)以降現代まで
日用の器物を大量に生産した民窯です。
今回の展示会ではまとまって公開されることの少なかった
磁州窯とその周辺の陶磁器(磁州窯系陶器)が紹介されています。
また、国宝「曜変天目(稲葉天目)」をはじめとする
宋磁の名品もあわせて展示されています。
白化粧と黒釉で作られた陶器は
強いコントラストが大変美しいですね。
現代にも通じるデザインです。
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