【アート】スピールクロック博物館

夕方の5時になると鳴る鐘の音。

1カ月前はまだ夕方5時でも明るかったのが

今ではすっかり暗さを感じる季節になりました。

天候は毎年大きく違っても、日の出、日の入りは

同じ日々を繰り返しているようです。

そんな時の流れを感じさせてくれる展示会が、遠くオランダで開催されました☆

音楽時計・・・中国において清朝時代に皇帝を楽しませるため、紫禁城(Forbidden City)に持ち込まれたものです。

その音楽時計を一同に集めたのが「シングソング、紫禁城の財宝(SingSong, Treasures from the Forbidden City)」展、です。

 
スピールクロック博物館 Museum Speelklok

シングソング、紫禁城の財宝(SingSong, Treasures from the Forbidden City)展

オランダ・ユトレヒト(Utrecht)にあるスピールクロック博物館(Museum Speelklok)で公開されているのですが

中国国外での公開は初めてとのことなのです!

ちなみに、スピールクロックとは「音楽時計」の意味です♪

音楽時計はもともと18世紀にヨーロッパでつくられ、その姿に魅せられた皇帝たちによって中国に輸入されました。

その後は、故宮博物院(紫禁城)に収蔵されていましたが、3年前に同博物館の専門家らが中国の専門家たちと

修復作業を始めるまでは、数十年間もの間、その音色を奏でることなく人目に触れず保管されていました。

シングソング、紫禁城の財宝(SingSong, Treasures from the Forbidden City)展

今回展示される音楽時計のなかで、最も大きい「パゴダ時計(pagoda clock)」は

5段階の構造をもち、金箔で覆われた荘厳な時計です。

毎正時に2メートルの高さに伸びて音を奏でたかと思ったら、60分かけてもとの高さに縮んでいくという精巧な仕掛けがされています。

シングソング、紫禁城の財宝(SingSong, Treasures from the Forbidden City)展

展示会は2011年2月28日までということですから、オランダ旅行の予定のある人はぜひこのチャンスに

生の音色を聴いて来てくださいね♪

シングソング、紫禁城の財宝(SingSong, Treasures from the Forbidden City)展

スピールクロック博物館 Museum Speelklok

Museum Speelklok

こんな感じになっています☆

こちらも素敵な音色なので是非聞いてみてください♪ 

(c)AFP/Palace Museum Beijing

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