日本は島国です。
国土の周りをぐるりと海に囲まれています。
しかし海底の地形というのはほとんど把握できていません。
◆ 海の地図PROJECT ◆
主催:日本財団、日本水路協会
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2022/20221024-80874.html
実は日本の海岸線のうち、浅海域の詳細な海底地形情報は
約2%弱しか把握されていません。
これは省庁や行政の複雑な管理・所管体制が原因で
水難事故、防災、ブルーカーボン、生態系の把握や保全など
様々な分野の研究・技術の向上を停滞させていました。
そこで、立ち上がったのが日本全国の海岸につづく
浅海域(水深0~20m)の90%を航空測量し、地図化する
「海の地図PROJECT」です。
このプロジェクトは、2022年度から10年をかけて日本全国の海岸につづく
浅海域で航空測量(ALB)を行い、10年間で日本の総海岸線
約35,000 kmの約 90%の「海の地図」の整備を目指すものです。
予算規模は10年間で200億円の予定です。
レーザー光を使った航空測量という
新しい技術を使って海底地形データを把握するプロジェクトで
今後、海の諸問題の解決・改善に役立てられるでしょう。
(C) The Nippon Foundation