年初ですので、昨年度を振り返りつつ今年一年の動向を捉え、一年の動き方の参考にしてみたいと思います。
昨年の大ヒットと言えば、2回目の電子書籍元年と言われたように、ipadに代表される電子書籍端末の登場がありましたが
インターネット通販のアマゾン・ドットコム(Amazon.com)によれば、昨年発売されたキンドル・Kindleの最新版である「キンドル3G(Kindle 3G)」は
同社史上で最大のベストセラーになりました。
キンドル3G
具体的な数値は明らかになっていませんが、あの人気小説の「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズ最終巻の
「ハリー・ポッターと死の秘宝(Harry Potter and the Deathly Hallows)」の販売冊数よりも多い売り上げを記録したようです!!
1台139ドル(約12000円程度)という価格設定が多くの層を取り込んだのだと思います。
他のタブレット型情報端末を所有している人が購入しているケースも多く、他のタブレットはゲームや動画鑑賞、インターネット閲覧などに使って
キンドルは読書用に・・・という使い分けをしているケースが多いようです。
安易にカラーにせずに、用途を絞って、モノクロで読書専用とし、軽量化したことも購入を後押ししたと思います。
◆また、そんななかで、アメリカの米電子書籍標準化団体「国際電子出版フォーラム(IDPF)」の電子書籍の閲覧方式「EPUB(イーパブ)」が
来年2011年5月から日本語に正式対応することが年末に発表されました。
アップルの「iPad」も同方式を採用しており、業界的には事実上の世界標準となっています。
今までも議論はされていましたが日本語の縦書きが想定されておらず、国内では普及していませんでしたが
今回の発表を機に日本における電子書籍のさらなる普及に繋がると思います!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101229-00000008-mai-bus_all
EPUBには画面の大きさに応じて文字数やレイアウトが自動的に変わる「リフロー」という機能があります。
この機能が日本語特有の問題解決に大きな役割を果たしてくれると思います☆
◆注目の電子雑誌に「AiR」というものがあります。
講談社、キングレコードと提携しており、講談社BOX編集部と共同でiPhone/iPad専用の電子雑誌『BOX-AiR』を
2010年内に零号を創刊、2011年春に創刊号を発売する予定でうごいています。
大手のマンガ出版社が電子雑誌に参入してきたということだけでなく
積極的に新人作家を発掘し、掲載したすべての作品に対して毎月アニメ化を検討する・・・といった内容も発表されており
業界内外から注目を集めています!
下記に詳しい内容が載っていますのでご覧になって見て下さい♪
↓
http://ascii.jp/elem/000/000/579/579069/
◆電子書籍の端末側を見てみると、電子ペーパーというキーワードもあります。
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社がE Ink社との協業を通じて「業界初のモノリシック・カラー電子書籍端末」ソリューションを開発しました。
フリースケール・セミコンダクタ・インク社では自動車用、民生用、産業用、およびネットワーキング・マーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の
世界的リーダー企業ですが、すでに日本国内においても活動しており、コンシェルジュ・バミとしては今後の日本における同社の展開に注目しています!
http://www.freescale.co.jp/(日本語)
コンテンツ関係で協業しているKobo社も注目される企業ですので、要チェックです☆
そんな訳で、2011年はイマクリ*スタイルも電子書籍事業の展開に力を入れていきたいと思います!!
(c)AFP , ,(c)2010フリースケール・セミコンダクタ・インク
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