高級ブランド、オートクチュール、プレタポルテ・・・オシャレな街のイメージが強かった表参道にアートの要素が加わっています。
アートという“個性という名のブランド”の一種を求めるニーズが増えている傾向ではないかと思いますが
先日15日に神宮前のルイ・ヴィトン表参道店・7階に美術スペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」がオープンしました。
いままでこちらのスペースはルイ・ヴィトンの新作展示会などに使われていたフロアですが
193平方メートルという広いスペースと天井高が8.45メートル、かつ3面を総ガラス張り・・・という
透き通った透明感のある空間が、現代アートを中心とした国内外のアーティストの作品と扱う
個展・グループ展・美術イベント向けのスペースとして利用されていくことになりました。
フランス本社のイヴ・カルセル会長によれば・・・
「モードとアートは異なる世界だが、情熱と創造性を重んじることでは通底している。我々は二つの世界の壁を打ち破るために努力を重ねてきた。
パリに続く今回の東京の美術スペース開設もそのための重要なステップのひとつだ」と、今回のオープンの目的を説明されました。
☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆
ルイ・ヴィトンでは2006年にもパリの店舗をアートのために開放した前例があり、今回の東京・表参道の店舗が2例目になります。
それだけ、東京という地を重要視しているともとれると思います。
今回の表参道店における最初の展覧会は「都会の現実(urban reality)」を主体としたインスタレーションで知られる
グザビエ・ヴェイヤン氏の個展『FREE FALL』です。2011年1月15日–5月8日まで
ヴェイヤン氏は2009年に村上隆氏の前にヴェルサイユ宮殿で展示をしたアーティストとして知られています。
ちなみに、ルイ・ヴィトンの表参道店は2002年9月に建築家の青木淳氏がデザインされたものです☆
グザビエ・ヴェイヤン『FREE FALL』
会場: エスパス ルイ・ヴィトン 東京
会期: 2011年1月15日–5月8日
エスパス ルイ・ヴィトン 東京
東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
12:00–20:00 不定休
http://www.art-it.asia/u/espacelv/
3方向から光が入るので、朝夕では作品の見え方も違ってきて、一日に2度、3度と訪れてみたい場所になりそうですね。
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