先日、ジブリさんの展示会をご紹介いたしましたが
今日は静岡で開催される展示会のご紹介です。
アニメ界の巨匠の作品が楽しめるだけでなく
山本二三さんが実際にデモンストレーションとして
伝統的な背景画の実演制作をしてくださるなど
とっても貴重なイベントもあるので
ぜひぜひ、この機会に、その“仕事術”を目にしてきてくださいね。
時をかける少女《ゴーヤ棚》2006年
ⓒ「時をかける少女」製作委員会2006
日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展
~天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女~
期間:8月04日(月)~9月23日(火)
時間:10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:9/1、9/8、9/16(8月は無休)
入場料:一般900円/大高生・70歳以上700円/中学生以下無料
会場:静岡市美術館
静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
☆コンシェルジュ・バミのものしりになれる?!メモ☆
山本二三氏
1953年、長崎県五島市出身。
アニメーションの美術監督・背景画家として
「天空の城ラピュタ」(1986年)
「火垂るの墓」(1988年)
「もののけ姫」(1997年)
「時をかける少女」(2006年)など
日本を代表する数々の名作に携わり
その作品を特徴づける背景画を描き続けている。
【本展に関して】
アニメーションの背景画は
普段あまり意識されることのない
物語を背後で支える重要な要素のひとつである。
山本二三は、入念な取材と豊かな色彩感覚
その細密な表現によって、そこに登場人物の
心情までも映し出すリアリティを生み出した。
アニメーションの中で
1枚の背景画を目にする時間はほんの一瞬である。
しかし、その一瞬が積み重なり
ひとつの世界を作り上げたとき
私たちはそこにある風景に感情を動かされ
ときに郷愁さえ覚えるのはなぜだろうか。
本展では、未公開作品を含む
作者自らが選んだ手描きの背景画やイメージボード
(準備段階に描かれるスケッチ)など
初期から最新作まで約200点を一堂に紹介し
今なお私たちを魅了してやまない
山本二三の背景画の世界に迫る。
【関連イベント】
●清水銀行プレゼンツ 山本二三トークショー&サイン会 日時:8月9日(土) 14:00~15:00(開場13:00) 会場:多目的室 参加料:無料 定員:100名 ※要申込み
●清水銀行プレゼンツ 山本二三デモンストレーション (伝統的な背景画の実演制作) 日時:8月10日(日) 14:00~15:00(開場13:00) 会場:多目的室 参加料:無料 定員:100名 ※要申込み
●担当学芸員によるギャラリートーク 日時:8月23日(土)、9月15日(月・祝) 16:00~(40分程度) 参加料:無料 ※要鑑賞券
●しずびオープンアトリエ 日時:8月16日(土)~31日(日) (1)13:30~(2)15:00~(各回1時間程度) 対象:小学生以上 各回15名 会場:ワークショップ室 参加料:200円 ※申込不要、先着順
●Shizubi シネマアワー vol.12「アニメーション!アニメーション!!」 日時: (1)8月30日(土)『パンダコパンダ』など計2本71分 (2)8月31日(日)『木を植えた男』など計9本129分 14:00~(開場13:30) 会場:多目的室 参加料:500円(チケット制、7月27日(金)より静岡市美術館にて販売) 定員:70名
アニメスタジオの見学すること自体
相当難しいことですが
プロの仕事を垣間見ることも相当難しい事です。
それが手の届く距離で見れることは
なかなか無い貴重な機会なので
ぜひ世界で注目を集める作品作りの
プロの技を見てイマジネーションを刺激してくださいね。
(c)SHIZUOKA CITY MUSEUM OF ART