様々な芸術作品に描かれる「扇」は
古来日本で発祥したものだそうです。
そんな「扇」に着目した展示会が開催されています。
◆ 扇の国、日本 ◆
会場 : サントリー美術館
東京都港区赤坂9丁目7-4
東京ミッドタウン ガーデンサイド
会期 : 開催中~2019年1月20日(日)
時間 : 10:00~18:00
※金・土は20:00まで
休館日 : 火曜日
年末年始(12/30~1/1)
入館料 : 一般1,300円/大学・高校生1,000円
中学生以下無料
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_5/index.html
「扇」は、日本で生まれ発展したものです。
その起源は詳らかではありませんが
早く10世紀末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされ
中国の文献には、それまで一般的だった団扇と区別して
折り畳む意味の「摺」の字をあてた「摺扇」「摺畳扇」や
「倭扇」などと登場します。
これは扇が日本のオリジナルであったことを物語っています。
宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく
気分や場所、季節に応じて取りかえ携帯できる扇は
貴賤を問わずいつでもどこでも楽しめる、最も身近な美術品でした。
和歌や絵が施された扇は、贈答品として大量に流通し
また、人と人をつなぐコミュニケーション・ツールの役割も担いました。
こんかいの展示会では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を
幅広い時代と視点から紹介する内容です。
日常的に携帯できる美術品であり
大事な生活用品でもあった「扇」の
歴史や芸術性など様々なことを
学べそうな展示会ですね。
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