近現代彫刻に大きな影響を与えた明治~昭和期の
彫刻家・平櫛田中氏とその影響を受けた
現代アーティストの作品が一同に会する彫刻展が開催されます。
◆ 彫刻展「気韻生動 −平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち」 ◆
会場:明治神宮 宝物殿(中倉)
東京都新宿区霞ヶ丘町1-1
会期:2021年3月25日(木)~ 2021年5月30日(日)
休館日:木曜日(但し3/25、4/29は開館)
時間:10:00~16:30
※最終入館は閉館時間の30分前まで。
入場:無料
「神宮の杜芸術祝祭」は明治神宮の杜を
舞台とした芸術と文化の祭典です。
これまで明治神宮鎮座百年を祝い、2020年3月から
野外彫刻展「天空海闊」、現代アーティストが伝統的な屏風
軸、扇面作品に挑戦した平面作品のグループ展
「紫幹翠葉-百年の杜のアート」を開催されてきました。
その中で、新型コロナウイルスの感染拡大により
昨年7月から延期していた彫刻展
「気韻生動−平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち」が
このたび、ついに開催されます。
「気韻生動(きいんせいどう)」とは、芸術作品に気高い風格や気品
また、生き生きとした生命感が溢れていることを意味します。
この言葉は岡倉天心氏が画家に対して求めた境地とされる一方
それは努力で到達できるものではなく
芸術家が生まれながらに持っているもの、とも言われます。
会場は、国の重要文化財に指定されている明治神宮宝物殿です。
平成29年からの修復工事を終えてお披露目されると同時に
明治神宮鎮座百年祭を記念し、初めて芸術作品が展示されることとなりました。
代表作だけではなく未発表作品や新作も
多数展示されるそうです。
気迫あふれる作品を見られるよい機会ですね。
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