日本人は目で相手の感情を読み取ると言われます。
目が笑う、目が怒っているなど目は相手の表情を読み取るのに
欠かせないコミュニケーションの手段と言えるでしょう。
そんな目に焦点を当てた展示会が開催されています。
◆ 目力展 見る/見られるの関係性 ◆
会場:板橋区立美術館
東京都板橋区赤塚5-34-27
会期:開催中~2021年10月3日(日)
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日
観覧料:無料
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001473/4001476.html
「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように
目は多弁なものです。
この展覧会では、板橋区立美術館のコレクションの中から
自画像、肖像画のみならず、象徴的に目を描いたもの
目の存在を感じさせるものなど「目力」のある作品が紹介されています。
日本の近代洋画のなかには、目を描くことによって
その当時の社会状況や画家の想いが反映されているもの
そして目の存在を感じさせることによって
絵を見る私たちに訴えかけてくるものがあります。
目のある絵画を通じて「見る/見られる」の関係について
考えられる内容です。
日本は目でコミュニケーションを取るため
マスクに抵抗がないと言われています。
絵画の世界でも目が訴えているメッセージを
描き、読み取る力が強いのかもしれませんね。
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