10代に満たない子供たちの中には、今までの祭日の日時を知らない子供たちも
増えてきていると思いますが、11月3日・文化の日はなんとか変わらずに存続しています。
というのも、11月3日は漫画界にとって重要な日だからです。
そう。日本のマンガ「文化」をつくった1人である手塚治虫先生の生誕の日なのです!
何か運命的なものを感ぜずにはいられませんね。
そんな手塚治虫先生の注目の一冊が出版されました。
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手塚先生が1950年代に描かれた作品で、月刊誌「漫画少年」に52年4月号~54年5月号まで
連載されていた作品なのですが、ファンの間では“幻の作品”とされているものです。
なぜ幻なのか・・・
それは、この漫画教室では、漫画の描き方を解説するにあたって当時人気があった漫画家の先生の描き方を
「悪い例」として紹介したという、手塚先生のライバル心を物語る内容なのです。
内容は、ナンデモカンデモ博士という主人公がシナリオの作り方やペンの使い方、構図や描き方、
さらには売り込み方までを解説した、漫画家への道を指南するといった内容になっています。
また、その当時人気のあった馬場のぼる先生や福井英一先生などの作品や、
デビュー直後の石ノ森章太郎先生など読者からの投稿作を事例として用いているなど
資料としても価値あるものとなっています。
読書の秋は過ぎてしまいましたが、読んでみたい、見てみたい一冊です☆