先週末に開催されていた東京国際ブックフェアと国際電子出版EXPOなどの関連イベント。
東京国際ブックフェアの盛り上がりは、実感したとおりだったようで
来場者数は昨年を1000人以上上回る約8万9000人となり、
過去最多の来場者となったようです。
そんなことで、おさらい的な記事を書いてみたいと思います☆
実は5月の連休前にダ・ヴィンチ電子書籍アワード2011という賞の発表がありました。
2011とついていますが、今回が初の開催です。
こちらのアワードは、「電子書籍ブームを一過性のものに終わらせることなく、
また、書籍文化・市場の活性化を」目的に掲げた
メディアファクトリーさんのが発行している文芸誌「ダ・ヴィンチ」の名を冠して創設されたものです。
4月27日に発表があったわけですが東日本大震災の影響で、
審査結果の発表が1カ月ほど延期となっての発表でした。
今回のアワードで候補作品の対象となったのは、
2010年1月1日~12月31日の期間中に
スマートフォンやタブレット端末向けに配信されていた電子書籍です。
アワードとしては「大賞」「文芸」「書籍」「コミック・絵本」と
読者投票による「読者賞」が設けられていました。
審査員には横里隆氏(ダ・ヴィンチ編集長)のほか、
市川真人さん(早稲田文学主幹)、萩野正昭さん(ボイジャー代表取締役)、
岡康道さん(TUGBOAT代表)、メディアジャーナリストの津田大介さん、
AppBankを主宰する村井智建さん、歌手の一青窈さんが務められていました。
200を超えるエントリーのなかから各アワードが決定しました!
評価のポイントは、作品の内容である“コンテンツ”と電子書籍ならではの“ギミック”。
審査員となった7名の方ががそれぞれの立場から
・電子書籍の可能性を考え
・電子書籍にはどのような未来があるのか
・どのような可能性があるのか・・・を議論しながら選考が行われました。
その結果・・・下記のように決まりました!!
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★大賞
「ヌカカの結婚/テロメアの帽子/カルシノの贈り物」
著者:森川幸人 制作:ムームー
★文芸賞
「歌うクジラ」
著者:村上龍 制作:G2010
★書籍賞
「元素図鑑 The Elements in Japanese」
著者:セオドア・グレイ 制作:Elements Collection、創元社
★コミック・絵本賞
「センネン画報」
著者:今日マチ子 制作:ネットブーム
★特別賞
「適当日記」
著者:高田純次 制作:ダイヤモンド社
★特別賞
「Jコミ」
制作:Jコミ
★読者賞
「ママ、読んで! おやすみ前のおとえほん ~読み聞かせ日本昔話~」
著者:守時タツミ 制作:エキサイト
村上龍さんなど著名な方が受賞されていますが
下記の公式サイトではエントリー作品も見ることができるので
そちらも見ながらみなさん独自の電子書籍の未来について
可能性を探って頂ければと思います☆
ダ・ヴィンチ電子書籍アワード2011
http://medimo.tv/blog/d-davinci/award/
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