【イベント】Future Beauty 日本ファッションの未来性

秋模様と夏模様が混在している今年の10月ですが

芸術界ではたくさんのイベントがあちこちで開催されています♪

今日は、秋ファッションの観点からこんな展覧会を

ご紹介させていただきます☆

 

来週月曜日までなのでこの連休中にぜひ足を運んでみてください♪

ちなみに、以前ご紹介させて頂いた

館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 も

10月8日まで開催されています。

【イベント】特撮博物館

 

 

 

Future Beauty 日本ファッションの未来性 東京都現代美術館 (2)

Future Beauty 日本ファッションの未来性

 

 

◆概要◆

日本ファッションが持つ創造性と、その力強いデザインに潜む

文化的背景に焦点を当てた「Future Beauty: 30 Years of Japanese Fashion」展。

2010年にバービカン・アート・ギャラリー(ロンドン)、

2011年にハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)で開催され、高い評価を得ました。

新たな作品を加え、ヴァージョンアップした

「Future Beauty 日本ファッションの未来性」展を2012年、東京で開催します。

 

20世紀後半、日本のファッションは、

日本経済の成長と共に世界に羽ばたき、その独自性を開花させました。

1970年代に高田賢三や三宅一生が欧米で活躍を始めます。

彼らに導かれて、1981年、川久保玲や山本耀司がパリでデビュー。

欧米の美意識から解き放たれた日本デザイナーの作品は、

〈前衛的〉と評され、その表現には賛否両論が飛び交いました。

しかし、日本ファッションこそがやがて、ファッション界を牽引していくことになりました。

 

平面性、素材の重視、無彩色など、三宅、川久保、山本らの作品には、

西洋的な美意識にとらわれない独自の表現と強度を持ったスタイルが備わっていました。

彼らが西洋中心的だったファッション界に与えた影響の大きさは、

彼らを尊敬するデザイナーが国籍問わず存在し、その〈前衛的〉だった

表現がさまざまなレベルで一般化されているのをみれば明らかです。

彼らの最も大きな功績は、アートからの視線を引き付けるなどファッションの

可能性を大きく広げたこと、西洋の美意識の枠内に留まっていたファッションの

創造性の扉を広く世界へと開いたことだといえるでしょう。

 

20世紀末以降、自由で創造性のあるスタイルを生み続け、

着ることの新たな意味を提示する〈クールな場〉として、

常に世界の視線を集め続ける日本。

その後も現在まで、次世代の 才気溢れるデザイナーたちが、

独自の視点から服の新たな表現を追い求めています。

この度の東京都現代美術館での展示は、

海外巡回の内容に加えて「日常にひそむ物語」というセクションを新たに設け、

今後の方向性を示唆する若手のファッションデザイナーの作品も併せて紹介します。

 

80年代の「脱構築と革新」から、90年代の“生きるコンセプトを

「Attitude(態度)」として見せる世代の表現”を経て、

2000年代の食べる、眠る、友人とおしゃべりをするといった

“日々の行為=「Behavior(ふるまい)」をもとにした「共感」世代のデザイン”。

30年にわたるこれらの変遷を通覧することで、日本ファッションの未来性がみえてきます。

 

 

 

Future Beauty 日本ファッションの未来性 東京都現代美術館 (3)

ミントデザインズ 2012年 「アーカイブスドレス」© mintdesigns

 

 

 

Future Beauty 日本ファッションの未来性 東京都現代美術館 (4)

ミキオサカベ / 坂部三樹郎、シュエ・ジェンファン  2011年秋冬 © 株式会社ミキオサカベ

 

 

 

Future Beauty 日本ファッションの未来性 東京都現代美術館 (5)

ハトラ 2011年秋冬 photographer: Maki Taguchi, stylist: Sota Yamaguchi, model: Shohei Yamashita

 

【Future Beauty 日本ファッションの未来性】   会期: ~ 10月8日(月・祝)

開館時間:10:00 〜 18:00(入場は閉館の30分前まで)

会場:東京都現代美術館 企画展示室3F

 

同時開催

● 館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 7月10日(火) ~ 10月8日(月・祝)

● MOTコレクション 5月19日(土) ~ 10月8日(月・祝)

● ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト ~ 10月上旬

 

 

展示内容(予定)

【衣 装】 – 約100点(おもな所蔵先・公益財団法人京都服飾文化研究財団 他)

【映 像】 – 出展作品のファッション・ショー – 三宅一生、川久保玲、山本耀司のドキュメンタリー (バービカン・アート・ギャラリー編集 2010年) 他

【プリント・マテリアル】 -DM、招待状、パンフレット等

 

◆参加アーティスト◆

中川正博さん+LICAさん/玉井健太郎さん/牧野勝弘さん/荒川眞一郎さん/高橋盾さん/森永邦彦さん/ 滝沢直己さん/新居幸治さん+新居洋子さん/大矢寛朗さん/太田雅貴さん/神田恵介さん/高田賢三さん/川久保玲さん/阿部千登勢さん/島悠さん/小野塚秋良さん/廣川玉枝さん/栗原たおさん/立野浩二さん/舘鼻則孝さん/中章さん/高島一精さん/長見佳祐さん/山下隆生さん/津村耕佑さん/山本哲也さん/堀内太郎さん/堀畑裕之さん+関口真希子さん/黒河内真衣子さん/坂部三樹郎さん+シュエ・ジェンファンさん/皆川明さん/三宅一生さん/勝井北斗さん+八木奈央さん/森英恵さん/山本耀司さん/山縣良和さん/渡辺淳弥さん

 

 

 

どれくらい“未来”を感じることができるのか・・・

どんな“未来”が描かれているのか・・・

“未来”型ファッションとしてどういった提案がされているのか・・・

ワクワクしますね☆

 

Future Beauty 日本ファッションの未来性 東京都現代美術館 (1)

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/136/1

 

 

(c)MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

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