単なる絵巻の展示ではなく
絵巻マニア・愛好家の視点から絵巻を見るという
ユニークな展示会が開催されています。
◆ 六本木開館10周年記念展 絵巻マニア列伝 ◆
会場 : サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4
東京ミッドタウン ガレリア3階
会期 : 開催中~2017年5月14日(日)
開館時間 : 10:00~18:00
(金・土は10:00~20:00)
※5月2日(火)~4日(木・祝)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日 : 火曜日
※5月2日は20時まで開館
入館料 : 一般1300円/大学・高校生1,000円/中学生以下無料
音声ガイド : 500円
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_2/index.html
文学と美術を融合させた「絵巻」は
日本で隆盛をみた芸術様式です。
現代人にとって絵巻といえば、美術館や博物館で
ガラス越しに出会うことが多いのではないでしょうか。
しかし絵巻は本来、鑑賞者が実際に手にとって楽しむものであり
中世以来日本人は、その掌中で展開する絵物語に魅了されつづけてきました。
この展示会では、後白河院(ごしらかわいん)や花園院(はなぞのいん)
後崇光院(ごすこういん)、三条西実隆(さんじょうにしさねたか)
そして足利歴代将軍など《絵巻マニア》とでも呼ぶべき
愛好者たちに注目し、鑑賞記録などをたどりながら
その熱烈な絵巻享受の様相を探るものです。
絵巻って私達現代人の日常の中にはなかなかないものですが
当時を生きた人が狂おしく求めたものでもあった。
そう思うとなんだか感慨深いものがありますね。
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