版画の一種であるリトグラフなど
20世紀美術の世界が楽しめる展示が開催されています。
ピエール・ボナール、アンリ・マティス、ジョルジュ・ブラックなど
6名は取り上げられていますよ。
◆ マーグ画廊と20世紀の画家たち ◆
会期 : 開催中~2018年5月27日(日)
会場 : 国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7番7号
時間 : 9:30~17:30
※毎週金・土は9:30~20:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 月曜日
※3月26日、4月30日は開館
料金 : 一般500円、大学生250円
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2018marg.html
パリのマーグ画廊は、エメ・マーグとその妻マルグリットによって
第二次世界大戦終結直後の1945年に設立されました。
20世紀を代表する芸術家たちと親交を結ぶとともに
若手の芸術家にも積極的に発表の機会を提供することで
マーグ画廊は戦後フランスにおいて同時代美術を牽引する
有数の大画廊へと成長を遂げました。
もともとリトグラフの刷り師で、戦前には小さな版画工房を営んでいた
エメ・マーグは、出版・印刷事業にも並々ならぬ情熱を注ぎ
1946年に美術雑誌『デリエール・ル・ミロワール』を創刊します。
「鏡の裏」という意味を持つこの雑誌は
マーグ画廊で開催される展覧会に合わせて編集された
展覧会カタログでもあり、1982年の終刊までに全253号が刊行されました。
今回の展示では、『デリエール・ル・ミロワール』に登場する
マーグ画廊とゆかりの深い画家たちの中から約50点の作品が展示されます。
『デリエール・ル・ミロワール』には
同時代の名だたる文筆家による詩や、同誌のために
新たに制作されたオリジナルのリトグラフが
数多く収録されていたそうです。
(C) Maeght, Paris
(C) 2017 独立行政法人国立美術館国立西洋美術館