【マンガ】アメリカ マンガ事情

今年の夏から、アメリカにおける日本マンガ文化が変化するかもしれません・・・!

というのは、アメリカで日本のマンガ出版を手がける企業として有名なTokyopopさんの流通が変わるからです。今現在は書籍流通の委託先をハーパー・コリンズ(Harper Collins)社が担当していますが7月1日からはダイヤモンド・ブック・ディストリビューション(Diamond Book Distributors:DBD)社に変更(業務の全面移管)となります。

ダイヤモンド・ブック・ディストリビューション Diamond Book Distributors DBD

Tokyopopさんといえば、アメリカで日本マンガの翻訳出版を手がける大手、老舗の企業です。10年前はアメリカで販売される日本マンガの翻訳版はほとんどTokyopopさんから出版されていました。現在は、VIZメディアさんという集英社さんや小学館さんの書籍を出版している企業さんもいます。Tokyopopさんは年間150点以上の新刊を翻訳出版していて、今までのタイトル数は2000点以上に上ります。

今後Tokyopopさんの流通を担うダイヤモンド・ブック・ディストリビューションさんは2002年にコミックス専門の書籍流通企業として設立されコミックス、マンガやグラフィックノベル、ポップカルチャーのアイテム類を書店や専門店に流通させる、日本で言う取次店のような業態です。今回の流通委託先変更にともないTokyopopさんの社長兼COOであるジョン・パーカー氏が、ダイヤモンド・ブック・ディストリビューションさんに新設されるビジネス開発担当副社長に就任することが決まっており、今後両社による新ビジネス、共同ビジネスなどの可能性が見え隠れしています。

ダイヤモンド・ブック・ディストリビューション Diamond Book Distributors DBD

どうやらその背景にはアメリカにおける出版事情が関係あるようです。連日の電子書籍関連ニュースで、小売の書籍よりも電子書籍のほうが良く売れた・・・という話題も出ているようにアメリカでも出版不況がおきており、書店の減少があるようです。

日本の各出版社も海外展開を加速させているようですし今年は、アメリカのマンガ市場、出版市場に注目しておきたいですね!

tokyopop ダイヤモンド・ブック・ディストリビューション Diamond Book Distributors DBD
 

Tokyopop  http://www.tokyopop.co.jp/

(c)Diamond Book Distributors, Inc.,

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